劣化ウラン触媒は劣化ウラン弾と全然違うもの

ウラン触媒のことを、劣化ウラン弾と完全に混同している放射脳な方々が多い。

劣化ウラン弾は「金属」ウラン。よって、「酸化」される際に大きな酸化熱を発し
各酸化数の酸化ウラン、及び未反応のウランの微小なパーティクルを生成する。
ウランは基本的に「重金属」なので、体内に取り込まれるとヒ素なんかと同じように
重金属摂取したために起こる中毒が問題となってくる。

さて、ウラン触媒。アクリロニトリルの製造に過去使用されていた。Sohio法。
現在は、ウランを含まなくても性能のよい触媒が開発されているので、使用されていない。
一応、ウランを含んでいるので、寿命が来た後の処分が困難(放射性廃棄物という
位置づけになるのでむやみに捨てられない)。
ウラン触媒なので、環境中に放出されるとウランが出て、被ばくによる被害云々と
主張される方々がおられるようだが、それは物性等を全く無視した言いがかりにすぎない。
シリカ担体にアンチモンとウランの複合酸化物を担持した触媒であり、非常に安定。
以下にあるように、非常に特殊な条件下でないと触媒中からウランは抽出できない。
http://www.exrespo.provost.nagoya-u.ac.jp/sec/files/ResearchSummaryJapanesePDF_20100126_13_29_2312644801639469.pdf
よって、ウランの溶出は無いと考えてよい。
シリカの微小マトリックス中に複合酸化物として存在するので、外部から強熱しても
簡単に気化するとは考えにくい。
そういう性質から、仮に火災に巻き込まれたとしても、触媒の形状及び組成は保持
されると考えられる。
また、通常、届け出されて管理されているような物質なので、保管倉庫に可燃物と一緒に
保管することは無いと考えられ、直接、火炎の中で長時間加熱されることもないと考えられる。
以上のことから、ウラン触媒からウランが飛散して環境に放出されることは無いと考えられる。

ちなみに、以下のブログでコメントにて縷々説明したが、全く理解されていないようであるし、
さらに何度もコメントを送ったり、ホームページの方から記入して送ったりしているが、
全く無視されている。
袖ヶ浦市民の望む政策研究会
また、あろうことか、
「コメントを寄せてくださった(TBDD)さんは、これは安全であることを強調しておられたけれど、
それならば、そのことを市民にわかってもらえる取り組みを企業としてなぜしないのか・・
国の監視下にあり、処理も許可されないとしたら市民としては不安でしょうがない、できたら
お会いしていろいろお話を伺いたいものと希望を書いたけれど、『その返事はありませんでした。』」
(二重かっこによる強調はTBDDが付けました)
などと書いてくる始末。(以下参照)
劣化ウラン:袖ケ浦市民が望む政策研究会:So-netブログ
図書館には放射能関係の本が50冊:袖ケ浦市民が望む政策研究会:So-netブログ

こういうことをやるような方々にあってお話しする勇気はありませんね。
何されるかわかったものではない。まあ、他のページを見ていただければどのような方々かよく
お分かりいただけると思いますが。
袖ヶ浦市民が望む」ではなく、「袖ヶ浦プロ市民が望む」ではないでしょうかね。

しかし、劣化ウラン弾劣化ウラン触媒の違いも説明できない劣化ウラン研究会の代表って…
何を御研究なさっておられるのだか。
山崎さんの講演:袖ケ浦市民が望む政策研究会:So-netブログ